性感染症・パピローマウィルス
性感染症・パピローマウィルス
HPV(ヒト・パピローマウィルス)は性交渉によりだれもが感染する可能性のあるごくありふれたウィルスです。
ほとんどのHPVは、自然に消失しますが、 一部の人には感染が持続することがあります。
この持続感染が10年以上続くと、子宮頚がんになることがあります。
持続感染が継続すると全感染者の約1%が子宮頚がんになる恐れがあります。
HPVは2つの癌遺伝子をもっています。
E6とE7と呼ばれるものでそれぞれ人細胞の重要な癌抑制遺伝子RBとP53に結合し不活性化することで細胞を変異します。
この意味でHPVは最強の発ガンウイルスともいえます。
もともと発ガンウイルスは動物のガンの研究で見つかったものです。
人間のガンは化学発癌(食事や排気ガス)が主でウイルスによる発ガンは稀であろうと考えられていました。
しかし、HPVは人類に「ひろく蔓延した発ガンウイルス」だったわけです。
現在HPVを確実に排除する薬はありません。
治療の主役は感染病巣の外科的な切除です。
他にワクチン、抗ウイルス薬が使われています。
海外ではimiquimod という新しい薬も使われています。
免疫を刺激することでウイルスを排除します。
かなり効果が高いようですが、国内での認可はもう少し後になります。